書家 中西 咲葉(由美)-SakihaNakanishi-Official homepage
2019-07-02
大阪日日新聞(R1.7.2)に掲載頂きました。
大阪から世界に羽ばたく
次世代を担う書家・中西咲葉さん「ジャパンエキスポ」出展
日本の文化をテーマにフランス・パリで4日から4日間の日程で開催される一大イベント「ジャパンエキスポ」に大阪市在住の書家・中西咲葉(本名・由美)さんが出展する。出発を目前に控え、「世界に羽ばたき、日本文化で人々を魅了したい」と準備に余念がない。
書家だった大叔父や書に造詣が深い祖父の影響を受け、幼少期から書に親しんで育った中西さん。
「次世代を担う美人書家」として注目され、きゃしゃな体からは想像できない迫力の書や、長年研究を重ねている「かな文字」が高い評価を得ている。
日本を代表する書家の杭迫柏樹氏(京都)に師事。これまで数多くの受賞歴があるが、海外出展はジャパンエキスポが初めてとなる。
イベントは、1999年にわずか数人の日本文化が好きな若者によって開かれたのが原点。注目のアニメやゲームのほか、伝統芸能や武道、観光をいった多彩なジャンルの日本文化を発信している。年々規模が拡大し、昨年は会期中に24万人以上が来場。第20回記念となる今年は約25万人の人出を見込んでいる。
昨年、インターネットで中西さんの作品を目にした主催者から直接依頼を受けたことが出展のきっかけとなった。会場はパリ北部にある有名な一大展示施設「ノール・ビルバント」で会期中は中西さんの個人ブースを設けて大小約20点の作品展示やワークショップを展開。最終日には約3㍍×2㍍の巨大な紙を使ったステージパフォーマンスも予定しているという。
出展決定後は、作品づくりや展示作品の選定に一層奮起。20カ国・首脳会議(G20大阪サミット)も無事終了し、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)も控える中、世界にも視野を広げながら「自分が長年学んできた日本の書道を芸術の都パリで披露することができ大変光栄。年々注目が集まる日本文化をより多くの方に伝えたい」と思いを込める。
(佐々木誠)
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