2022年7月11日
堺を支配した戦国武将・三好長慶ゆかりの南宗寺(堺市堺区、田島碩應住職)で「第8回さかい三好奉(まつ)り」があった。NHK大河ドラマ誘致の期待が高まる中、揮毫(きごう)や踊りなどが奉納され、多くの来場者が“天下人”をしのんだ。
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多くの来場者が見守る中、力強く揮毫する中西さん |
歴史的遺産の検証・発信などを通じて地域活性化に尽力する「堺・ちくちく会」(竹内魁成代表世話人)などが2日に開いた。今回は長慶と、同寺で修行したとされる千利休が共に生誕500年の節目であることを記念し、書家の中西咲葉さんが二人の和歌の書作品2点を奉納。続けて「長慶」の文字を力強く揮毫し、「このような機会を与えていただき感謝。もっと多くの人に長慶公のことを知っていただきたい」と話した。
法要に続き、連歌や吟詩舞、堺すずめ踊りの演舞などの奉納行事、帝塚山学院大の鶴崎裕雄名誉教授による講演会も行われた。竹内代表世話人は「連歌の普及も含め、今後もこつこつ、ちくちくと活動に取り組みたい」と抱負を語った。
三好長慶しのぶ 生誕500年記念揮毫も – 大阪日日新聞 (nnn.co.jp)